満足度=期待×成果。

満足度について最近よく考えさせられるのでちと考えてみる。
「満足度」は、「期待している範囲」と、「成果が上がった範囲」の重複部分になる。これは非常にわかりやすい。期待していない部分で成果を上げても満足はしないし、期待している部分で成果が上がらなくても満足はしない。期待していた部分で成果が上がって、初めて満足度は上がる。
もひとつ。「期待している範囲」は「満足度」を量る相手のものになる。すなわち、「期待している人」と「成果を上げる人」は必ずしも同じじゃないということ。同じなら自己満足の追求だし、違う場合は成果を提供して満足度を得る構図になる。
はてさて、そこで。「期待している人」と「成果を上げる人」が違う場合は、まずは相手の「期待している範囲」を量らなくてはいけない。そこをおろそかにしている場合は、たいてい「成果を上げる人」が「期待している範囲」を決めてしまう。これ、自己満足になってしまう可能性が高い。
ただ、これが通じる時もある。満足度は上がり下がりするものであって、加速度がプラスに大きい場合は相手の期待している範囲が大きくなるので、結果、成果を上げる人が自分で描いた期待している範囲が含まれる。
と、逆を考えると、それはそれでこわいものがあり。満足度が下がっているときに、相手の期待を考えないでいると、取り返しのつかないことになってしまうわけで。
ちょっとこの罠に陥りそうになった今日この頃。危ない危ない。